珠洲市で自動車用部品の製造会社を経営している浦達也さんは、株式会社Drone Partner’sを立ち上げ、ドローンによる空撮、農薬散布や測量を請け負ったり、講習などをしています。　浦さんは子供のころから機械いじりが好きだったそうです。2015 年に友人が持っていたドローンを見て「面白い！」と感じると同時に「これは仕事にできるのではないか」と直感したそうです。その後、ドローンを里山里海の課題解決に役立てるためのヒントを得るため2020 年に能登里山里海SDGs マイスタープログラムを受講し、卒業課題研究の中で獣害対策のために赤外線カメラで上空からイノシシの撮影などに取り組みました。

　珠洲市や能登のすばらしい景観をドローンで撮影しSNS などで発信する活動にも力を入れています。また2021 年の奥能登国際芸術祭の開催期間にあわせて浦さんは空撮映像のコンテストを開催しました。北海道から沖縄まで全国からエントリーがあったそうです。　浦さんは水中ドローンも購入するなど最新技術の導入も進めていて、ドローンという新たなテクノロジーを有効活用した能登の魅力発信や
地域課題解決に向けてチャレンジしています。