現在、金沢大学の地域創造学類に在籍している平山晴浩さんは、2022年度の 1 年生の時に能登里山里海SDGs マイスタープログラムを受講しました。
静岡県出身の平山さんは金沢大学に入学するにあたって大学のことを調べているときにプログラムの存在を知り、学内向けの案内メールを見てすぐに応募を決めました。行ったことがない土地での文化や伝統を知ってみたいという好奇心旺盛な平山さん。能登地域の白米千枚田やキリコ祭りなどに興味を持ち、さらにはユネスコ世界ジオパークにも認定されている伊豆半島と能登半島の暮らし・文化の共通点や違いを比較してみたいと感じたそうです。
実際にプログラムを受講してみての感想は「価値観が広がった」。能登でやりたいことを全力でやり楽しんでいる人たちとの出会いに刺激を受け、そこに住む人が伝統を守っていること、さまざまな生き方や考え方があることを知ったそうです。また講義で出会った実践者との多くのつながりができたと言います。一緒に学んだ受講生たちも個性豊かな人たちで、学生も社会人も同じ志を持って共に学んだことは貴重な経験だったようです。マイスタープログラムの受講をきっかけにこれまでよりさらに活発になり、人との出会いが楽しみになったと教えてくれました。
平山さんはいま、人と自然の関わりを通じた都市の緑化や地域活性化などに関心を持っていて、マイスタープログラムの受講以外にも、さまざまな大学のフィールド実習や地域活性化に取り組む学生団体の活動への参加など、精力的に日本の各地を訪れ、多くの人たちとの出会いを重ねています。最年少でマイスタープログラムを修了した平山さん、今後の活躍に目が離せません。